市民のみなさまへ

市民公開講座

日本磁気共鳴医学会は1年に1回学術大会を開催し,学術研究の発表や討論の場とし,磁気共鳴医学の進歩を推進しています.その機会に市民講座を開催し,磁気共鳴医学や関連する医学の最新の話題,また,開催地ならではのトピックスについて講演を企画しています.一般公開されますので,多くの皆様の参加をお待ちしております.

2010

第13回市民公開講座: テーマ「いつまでも元気に過ごすための秘訣-MRIによる健康状態の可視化-」
日 時:  2010年10月2日(土) 14:00~16:00
会 場: つくば国際会議場(エポカル)中ホール

講演Ⅰ:MRIによる若返りの可視化-科学的根拠に基づく健康づくり-
筑波大学人間総合科学研究科 准教授・つくばウェルネスリサーチ(株)代表取締役
久野 譜也 先生

講演Ⅱ:MRIのスポーツ医学分野での活用
早稲田大学スポーツ科学学術院 教授・フランスワールドカップ日本代表チーム、チームドクター
福林 徹 先生

2009

第12回市民公開講座: 主テーマ 「がんのMR画像診断と治療の進歩」
日 時
:  2009年10月3日(土) 14:00~16:00
会 場: パンパシフィック横浜ベイホテル東急 地下2階 第一会場
講演者
1) 金沢大学医薬保健研究域保健学系 准教授  川島 博子 先生 
サブテーマ - 乳がんのMR画像診断の進歩 -

2) 東海大学医学部基盤診療学系画像診断学 教授  今井 裕  先生 
サブテーマ - 腹部がんのMR画像診断の進歩 -

3) 青森県三沢市立三沢病院 病院長  坂田 優 先生
サブテーマ  - がん化学療法の実際 - 

講演要旨:
- 乳がんのMR画像診断の進歩 -
古くは“高級な検査”,“なかなかやってもらえない検査”というイメージが強かった磁気共鳴画像(MRI)だが,現在では装置の急速な普及に伴い,一般市民にもなじみのある検査となってきた.乳腺領域の画像診断としては,検診に用いられているマンモグラフィ,精密検査や一部の検診で用いられている超音波検査が広く知られている.乳腺のMRI検査は乳がん患者の術式決定の手段として普及,定着してきた.MRIで乳がんを描出するには造影剤の使用が必須だが,脂肪の豊富な臓器である乳房は造影剤の増強効果がわかりにくい場合が多い.近年,乳腺専用コイルの性能や装置の性能の向上により,MRIでより小さな乳がんを検出することができるようになった.MRIによる乳がん検診の可能性も含め,乳腺のMR画像診断の現状を述べる.

- 腹部がんのMR画像診断の進歩 -
MRI検査は、X線被曝がないことから安心して検査を受けることができ、画質も標準化された方法で撮像されれば、装置や撮影する技師に依存せずに、常に良好な画像を得ることができる。また、最近のMRI装置では空間分解能が向上し、さらに撮像時間も短縮され動きによるアーチファクトが軽減し、小さな病変でも鮮明に描出される。
腹部領域での大きな進歩としては、従来は脳神経領域のみで用いられていた拡散強調画像が腹部領域にも応用され、正常組織と腫瘍における細胞内あるいは組織内の微細な構造の違いを視覚的に描出することができるようになった。もう一つの進歩は、肝腫瘤の診断を目的とする新しい造影剤の登場である。これには腫瘍には取り込まれず正常肝細胞にのみ集積する超常磁性酸化鉄(SPIO)製剤と、もう一つは細胞外液から肝細胞に取り込まれ、腎臓のほかに胆汁中にも排泄されるGd-EOB-DTPA製剤の臨床応用が挙げられ、肝がんの検出能は大幅に向上した。

- がん化学療法の実際 - 
いまや3人に一人が“がん”で亡くなる時代になりました。もう“がん”の勝手にさせておくことはできません。これまで多くの医療陣が数々の試練を乗り越えて早期診断・早期治療に邁進してきています。がんの治療には手術、放射線治療、抗がん剤による化学療法の主に3種類があり、このうち手術と放射線療法の主な目的は局所にある“がん”を根こそぎ取り除いて“がん”からの離脱を狙うもので、全身に広がった“がん”には不向きです。したがって薬を使って“がん”を治療する、つまり化学療法が研究されてきました。化学療法によって治癒する“がん”も出始めています。まだまだ治療効果が十分でないがん腫もありますが、日進月歩、21世紀に入って飛躍的な延命効果を示す薬も出て来ました。本日は、化学療法による“がん”との戦いの実際をお話しします。抗がん剤は世界中の患者さんたちが参加して行ってきた臨床経験から生まれてきています。これからもこの弛まない戦いは続いていくと思います。
 

2008

日時:2008年9月13日(土) 14:00~16:00(開場13:00)
会場:旭川市民文化会館 第1会場(大ホール)

  1. MRIってどんな検査?
     講演:山田 有則 先生
     座長:油野 民雄 先生
  2. 特別講演:地球環境と動物―絶滅危惧種の保存と旭山動物園の取り組み―
     演者:小菅 正夫 先生(旭山動物園 園長)

2007

日時:2007年9月29日(土)15:00~17:00
会場:神戸ポートピアホテル 『ポートピアホール』
知っておきたい乳ガンの知識―乳ガンで死ぬなんて、もったいない―
 座長:藤井 正彦(神戸大学医学部附属病院放射線部)
 慶山 充夫(神戸新聞 論説委員)
 パネリスト
  医師(診断部門)遠藤 登喜子(名古屋医療センター放射線科)
  医師(治療部門)辻野 佳世子(兵庫県立がんセンター放射線部)
  患者代表 川野 紀子 (あけぼの兵庫)
  看護師代表 井上 容子 (神戸大学医学部附属病院看護部・外来化学療法室)

2006

開催日時:2006年9月16日(土) 14:00~16:00
開催場所:つくば国際会議場 大ホール(つくば市竹園2-20-3)
講座主題:脳の機能を画像で見る(科学の発見のものがたり)

  • 講演1 脳の機能を測る
     濱野生命科学研究財団 小川脳機能研究所 小川 誠二 博士
  • 講演2 Reading minds with magnets
     Nottingham University, UK Peter G Morris 博士

 

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