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第9回実践講座開催のお知らせ

 ハイパフォ-マンスのgradient systemや高速レシーバー、さらにフェーズドアレイマルチコイルといったハードウエアの進歩、パラレルイメージング等のソフトウエアの開発のおかげで、EPIベースでもDiffusion Weighted Imaging(拡散強調画像)が歪みなく撮影できるようになってきました。加えて、世界にさきがけて、本邦では安静呼吸下で、averagingを増やして撮影するという方法が臨床現場で定着しつつあり、腹部の拡散強調画像においても、信号雑音比の良好な安定した画像が得られるようになってきております。これまで、拡散強調画像といえば中枢神経系の検査法でしたが、腹部でもルーチンの撮像法としての一角を占める重要な撮像法となってきております。これは、MRの分野では暫くなかったエポックで、おそらくこの業界では今年最大のトピックスです。今年の実践講座はこの成長著しい腹部の拡散強調画像をとりあげます。拡散強調画像は中枢神経系では急性期脳梗塞の診断に多用されておりますが、腹部拡散強調画像の重要な対象病変は腫瘍であります。折しも、悪性腫瘍の診断や、ときにはスクリーニングがPET-CTを用いて、広く行われようとしている時期でもあり、初期投資もランニングコストも低いMRで、どこまで腫瘍診断に迫れるかは、社会的にも今後、大きな関心を集めることでしょう。
 本実践講座の講師にはこの領域のパイオニア、トップランナーの先生方を集めました。最先端領域ではありますが、聴講される皆様にわかりやすい講演を目指すことを約束していただいております。MR医学に携わる一人でも多くの方に受講していただき、この領域をマスターして、さらに来年には、その受講者の方々の中から新たなエポックを切り開いていただく方が生まれることを祈念しております。

主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会
日 時:平成17年12月10日(土)
定 員:240名(定員に達し次第締切らせていただきます)
申込締切日:11月14日(月) ただし、定員に達し次第締切らせていただきます。申し込み用紙
会 場:アクトシティ浜松コングレスセンター 41会議室 [〒430-7790浜松市板屋町 111-1,  TEL:053-451-1112, JR浜松駅下車 北口を出て右側]

プログラム

10:00~10:20  本講座のねらいと到達目標

竹原 康雄(浜松医科大学放射線科)

何故今、body diffusionなのか?について、ハードウエアの進歩、臨床的要請、社会環境を含めて論ずる。

10:20~11:40 よくわかる diffusion の理論

阿部 修(東京大学放射線科)

DWIは非侵襲的にこれまでの画像とは異なる独自のコントラストを与え、中枢神経をはじめとした画像診断に新たな知見を加えている。本講演ではDWIを体幹部臓器に適応する上で、必要な基礎的知識から適応可能な撮像シークエンスに関して解説を行う。

11:40~11:50 休憩

11:50~12:30 Body diffusion-weighted MR imagingの理論的背景 [ランチョン講義] (共催 エーザイ(株))

梅田 雅宏(明治鍼灸大学医療情報学)

背景信号減少のメカニズム長いTE、脂肪抑制やIntra voxel incoherent motion(IVM)の効果などDiffusion weighted EPIがもつコントラストの要因について考察する。

12:30~12:40 休憩

12:40~13:30  Low b-value diffusion-weighted MR imaging 

渡邊 祐司(倉敷中央病院放射線科)

小さなb-valueのMPGを用いることで、組織の拡散強調画像ではなく血管信号を抑制した T2強調像を得ることができる。これを用いた1. 肝内小腫瘍の検出と鑑別診断、2. グリソン 鞘の評価、3. 胆汁の流れの検出について解説する。

13:30~14:50  肝臓、直腸、乳腺のdiffusion-weighted MR imaging?DWIを癌の診断に 導入する目的とは? 

那須 克宏(国立がんセンター東病院放射線診断部)  

DWIは非特異的ながら悪性腫瘍を含む体部の病変を高い感度で抽出する。しかし単に‘描出されている’というだけでは臨床的に無意味である。本講演において検査目的に適合したDWIの撮像条件とDWI読影の実際を肝、乳腺、直腸の各臓器において紹介する。

14:50~15:00  休憩 (コーヒーブレイク)

15:00~16:20 Diffusion-weighted whole body imaging with background body signal suppression(DWIBS)

高原 太郎(東海大学医学部基盤診療学系画像診断学)

拡散強調画像を用いて広範囲撮影を行う場合は、局所のみを対象とする場合と少し異なった考え方が必要である。呼吸同期の有無、脂肪抑制法、3次元的画像再構成、スライス厚と枚数、加算回数と撮影時間、使用コイルなどについて述べ、実際の臨床例をもとに考察を行う。

16:20~17:10 FDG-PETとbody diffusion-weighted MR imaging
中島 崇仁(群馬大学医学部画像核医学教室)

拡散強調像の今後の発展方向としてFDG-PETのように腫瘍などの全身検索という利用方法が考えられる。本講座では拡散強調画像とFDG-PETとの対比を中心に解説し、FDG-PETについても概説させていただく。FDG-PETの利点・欠点などを知ることにより、拡散強調画像の特徴がより良く理解できるようにしたい。

17:10~17:15 閉会の辞

教育委員会委員長  今村惠子(聖マリアンナ医科大学放射線医学教室)

申し込み要領
1. 受講料(テキスト代金を含む)
本会正会員     10,000円
本会学生会員     5,000円(申込時に学生証コピーを添付してください。)
上記以外      20,000円
ランチョン講義を行います。昼食は会場で準備させていただきます。

2. 申込方法
ご希望の方は,ここより受講申込書をダウンロードしていただき必要事項をご記入の上、FAX(03-3443-8733)で事務局へお送りください。ただし、1名につき1枚でお願いいたします。

3. 定員および申込締切日

定 員:240名
申込締切日:11月14日(月) 
定員に達し次第締め切らせていただきます。

4. 送金方法
申込書送付と同時に、下記銀行口座に受講料をお振込ください。なお、振込手数料は受講者負担とさせていただきます。

銀行口座:みずほ銀行本郷支店
普通 1534222
口座名義:MRI入門講座

なお、受講料のお振込を確認できない場合は、申込を取消されたものとさせていただきます。お振込が遅れる場合には、必ず事務局にご連絡ください。また、申込締切日(11月14日)以降での受講取消の場合は、受講料の返金をいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

5. テキスト: 11月下旬、受講申込者にテキスト(会誌25巻4号)、受講票、案内図などをお届けいたします。

6. 宿泊についてのお問い合わせは,下記にお願いいたします。
JTB浜松支店 杉本昌隆(〒430-0934 静岡県浜松市千歳町70-1 funビル ディング4階)
TEL:053-454-6981(9:00-17:00・土日祝休)FAX:053-452-0941
E-Mail (直通): m_sugimoto159@jtb.jp, E-Mail(代表): hamamatsu-dantai@jtb.jp
※直通アドレスは、不在時に確認できません。ご注意ください。

7. 事 務 局: 本講座についてのお問い合わせは、下記にお願いいたします。
〒141-0022 東京都品川区東五反田5-24-9 五反田パークサイドビル4F
日本磁気共鳴医学会事務局(平日9:30-17:30)
TEL:03-3443-8622 FAX:03-3443-8733

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