大会・講座・講演会

第10回実践講座の開催

テーマ「超高磁場MRIの臨床応用:1.5T MRIとの使い分け」

 1970年後半に開始された磁気共鳴画像法(MRI)の臨床応用は当初、静磁場強度は0.4~0.15Tでした。その後1980年代前半には米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校で0.35T、ペンシルバニア大学で1.5Tでの臨床応用が開始されました。そして20数年を経た2005年11月に、わが国において3.0T全身MRI装置の薬事承認がなされ、静磁場強度が一気に2倍と跳ね上がったのです。こうした現状を踏まえ、今回の第10回MR実践講座では、臨床現場で実際にMR検査に立ち会われている専門医療スタッフの方々を対象とし、超高磁場MR装置による臨床応用の実際に触れていただき、またこれまでの1.5TにおけるMR検査との相違点や使い分けについての基礎的知識を修得していただくことを目的としています。講師の方々にはわが国において早くから超高磁場MR検査の臨床に携わってこられたエキスパートの先生方にお願いし、またランチョン講義には臨床現場に必要な超静磁場MR装置のわかりやすい工学的な基礎知識の伝授をお願いしています。この実践講座によってわが国における超高磁場MR装置による臨床応用が一層高い有効性を実現していくことを期待しています。

主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会

日 時:平成18年12月9日(土)

 

会 場:東京コンファレンスセンター・品川 5階 Aホール

[〒108-0075 東京都港区港南1-9-36 アレア品川,品川駅中央改札港南口(東口)より徒歩 2分, JR(新幹線)品川・京急品川駅から直結しており,羽田空港からは京急線が便利]
 

定 員:160名(定員に達し次第締切らせていただきます)

申込締切日:11月13日(月)  ただし、定員に達し次第締切らせていただきます。

10:00~10:10 MR装置の高磁場化   吉川 宏起 (駒澤大学医療健康科学部)      
MR装置の高磁場化の歴史と磁場強度の変化に伴う撮像法や撮像パラメータの相違、画像コントラストの相違についての情報提供を行う。
10:10~11:10 中枢神経系疾患への応用   佐々木真理 (岩手医科大学放射線科)  
超高磁場MRIの脳神経領域における臨床的意義と課題について1.5Tと比較しながら分かりやすく解説するとともに、超高磁場MRIならではの新しいイメージング手法の可能性について紹介する。
11:10~12:10 中枢神経領域を中心としたMRSの応用   原田 雅史 (徳島大学医用情報学講座)  
静磁場上昇のメリットはMRI以上にMRSで認められ、信号雑音比の上昇のほか周波数分解能の向上も明瞭である。3Tでは適切な測定により1.5T以上の良好なスペクトルを取得可能である。これは測定時間短縮にも利用でき、3T装置では臨床診断のルーチン検査にMRSを追加することが可能となってきた。
12:10~12:20 休憩      
ランチョン講義 (共催 エーザイ(株))
12:20~13:20 超高磁場MRIの特徴と問題点   梅田 雅宏 (明治鍼灸大学医療情報学)
複数のメーカーから医療装置として認可を受けた高磁場MRIが発表され、高磁場のMRIの最大の利点である高感度を利用したアプリケーションが注目を集めている。感度を含め高磁場MRI装置の利点、高磁場における問題点について考える。
13:20~13:30 休憩      
13:30~14:30 心臓への応用 東野 博 (愛媛大学放射線医学教室)
多くの発展を遂げた結果“one-stop shopping”と評される心臓MRI、これが3.0T装置の出現によって変貌するか、マルチモダリティの中の位置付けも含めて、現状と将来の期待と課題を自経例を中心に述べさせていただく。
14:30~15:00   上腹部領域への応用   磯田 裕義 (京都大学放射線部)  
3T MRI装置の最大の利点は、S/N比が高いことであり、高速撮像が必須である上腹部領域においてもその臨床応用が期待されている。本講演では、実際の画像を呈示しながら、3T MRI装置における上腹部MR画像の可能性、問題点等を述べることにする。
15:00~15:30 女性骨盤領域に対する3T MRIの初期経験
中本 裕士(京都大学先端領域融合医学研究機構)
S/Nの向上が期待された超高磁場MRIであるが、中枢神経系と比較すると躯幹部への臨床応用は遅れている。現在では臨床上MRIが必要不可欠な画像診断法の一つと考えられる女性骨盤部領域での、当施設の3T MRIの使用経験を報告する。  
15:30~15:40 休憩  
15:40~16:30 前立腺を対象とした高磁場MR装置の応用
楫 靖 (獨協医科大学放射線医学講座)
前立腺はMRI ・MRS両者とも有用な臓器である。しかし、日本国内ではMRSはあまり普及していない。高磁場装置を用いると精度の高いスペクトルが期待できるが、新たな注意点もある。本講演では、高磁場装置による前立腺撮像の利点と改善が必要な点を整理したい。
16:30~17:15 骨軟部領域への応用   青木 隆敏 (産業医科大学放射線科)  
3テスラ装置は関節軟骨や骨梁など骨軟部の微細構造の抽出に優れている。現時点では使用可能なコイルが限られるなどの制限もあるが、骨軟部評価においても有用性が期待できる。
 
申し込み要領

1. 受講料(テキスト代金を含む)

本会正会員     10,000円

本会学生会員     5,000円(申込時に学生証コピーを添付してください。)

上記以外      20,000円

ランチョン講義を行います。昼食は会場で準備させていただきます。

2. 申込方法

ご希望の方は、日本磁気共鳴医学会雑誌Vol.26 No.3 2006の綴じ込みの申し込み用紙または、この受講申込書を印刷し必要事項をご記入の上、FAX(03-3443-8733)で事務局へお送り下さい。ただし、1名につき1枚でお願いいたします。

3. 定員および申込締切日

   定   員:160名

申込締切日:11月13日(月)、ただし、定員に達し次第締切らせていただきます。

4. 送金方法

   申込書送付と同時に、下記銀行口座に受講料をお振込ください。なお、振込手数料は受講者負担とさせていたただきます。

     銀行口座:みずほ銀行本郷支店

 普通 1677384 

口座名義:日本磁気共鳴医学会教育委員会代表犬伏俊郎

   なお、受講料のお振込を確認できない場合は、申込を取消されたものとさせていただきます。お振込が遅れる場合には、必ず事務局にご連絡ください。また、11月14日以降での受講取消の場合は、受講料の返金をいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

5. テキスト

11月下旬、受講申込者にテキスト(会誌26巻4号)、受講票、案内図などをお届けいたします。

6. 事務局

本講座についてのお問い合わせは、下記にお願いいたします。

〒141-0022 東京都品川区東五反田5-24-9 五反田パークサイドビル4F

日本磁気共鳴医学会事務局(平日9:30~17:30)

TEL:03-3443-8622 FAX:03-3443-8733

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