大会・講座・講演会

MR実践・先端講座

主な受講対象者:MR従事者

磁気共鳴医学では高度な技術が目白押しの状況です。MRI従事者はこれらを臨床に順次導入し、撮像を円滑に遂行するための知識,技術,経験が求められています。「MR先端・実践講座」では時宜にあったテーマを設定し、物理的基礎から撮像技術、プロトコル、診断法などの講義が行われますが、その分野のエキスパートが担当し、即実践できるような内容を目指しています。

第13回MR実践講座「骨・関節MRIの最前線」開催のお知らせ

 外傷を含む骨・関節疾患は、日常臨床において中枢神経系と並んでMRI検査の対象となる機会が多く、とりわけ一般病院では様々な撮像依頼がある。しかし、これらの部位は、解剖学的な複雑さだけでなく、疾患の種類があまりに多岐にわたるため、撮像・読影ともに“一筋縄ではいかない”ことも多い。
さらに、最近では、3T装置の急速な普及や多チャンネルコイルの開発、ならびに新しいシーケンスの導入に伴い、より高精細な画像が得られるようになってきたが、これは、裏をかえせば画像に対する臨床現場からの要求レベルがより高くなったということであり、現場で撮像および読影に携わる者にとって不断の研鑚が求められているといえよう。
本講座では、骨・関節MRIについて、部位別に主要な疾患を取り上げ、撮像法と読影のポイントについて全国のエキスパートの先生方を招いて講演していただく予定である。明日からの臨床にすぐに役にたつものであろうと確信している。
また、新しい試みとして、国内でMRIを販売している5社から、それぞれの製品およびアプリケーションに関する最新情報を紹介していただく企画を加えた。まとまった情報収集の場として活用していただけるものと期待している。

主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会
日 時:平成21年12月12日(土) 10:00~17:20
場 所:メルパルク京都 [〒600-8216 京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676-13,TEL:075-352-7444,JR京都駅すぐ]

 

―プログラム―

10:00~10:05 開会の挨拶

10:05~10:50 領域別・達人に学ぶ撮像と読影のポイント
(1)肩関節
佐志隆士(秋田大学付属病院)
患者肢位、ロカライザーの使用方法; 脂肪抑制併用T2強 調画像の高い病変感度; 疼痛肩症例での大結節周囲に集中する責任病巣の描出、観察; 不安定肩でのBankart lesion、Hill- Sachs lesionの描出、観察の重要性を学ぶ。

10:50~11:00 休憩(coffee break) 

11:00~11:45 領域別・達人に学ぶ撮像と読影のポイント
(2)手・肘関節
藤井正彦 (神戸大学医学部附属病院) 
手と肘は、肘に総伸筋腱や屈筋腱が付着しているため、一体として理解することが重要である。Microscopy coilを用いた高分解能MRIを中心に、各領域の撮像方法、詳細な画像解剖所見、および代表的な腱・靱帯損傷所見を解説する。

11:45~12:30 領域別・達人に学ぶ撮像と読影のポイント
(3)脊椎のMRI:急性腰痛を中心に
上谷雅孝(長崎大学医歯薬学総合研究科)
急性腰痛におけるMRIの適応,撮像の注意点, MRIの有用性が高い疾患(圧迫骨折,脊椎炎・椎間板炎,脊椎分離症,椎間板ヘルニア)について読影のポイントとピットフォールを解説する。

12:30~13:30 ランチョンセミナー 共催:エーザイ(株)
関節リウマチMRIの最前線―撮像法とリウマチ医の知りたいことについて
神島 保(北海道大学病院)
革命的な治療効果を有する生物学的製剤が関節リウマチに用いられて以来、診療レベル向上を目指すリウマチ医にとってMRIやUSは必須の検査になろうとしている。リウマチ医がMR画像情報として求めるものを述べるとともに、撮像のポイントにつき解説する。

13:30~14:45 メーカー別:わが社のMRIの最新情報 
国内でMRIの臨床機を販売している5社から、それぞれの装置やアプリケーションに関する最新情報やトピックスを紹介していただく予定である。

14:45~15:30 領域別・達人に学ぶ撮像と読影のポイント
(4)股関節
中西克之 (大阪府立成人病センター) 
股関節は球形の大腿骨頭とそれを包み込む臼蓋で強固に結合する最大の関節であり関節の安定性と体重の支持において重要な役割を果たしている。この講座では高精細なMRIで詳細な解剖を分析、頻繁に遭遇する疾患につき、紹介したい。

15:30~15:45 休憩(coffee break)

15:45~16:30 領域別・達人に学ぶ撮像と読影のポイント
(5)膝関節

新津 守 (首都大学東京)
膝は十字靭帯と半月板という固有の関節内構造を有し、その疾患は多様多彩である。また膝は関節のなかでも一番にMRIの検査頻度が高く、その損傷も多い。本講演では靭帯、半月板、軟骨に焦点を当てて膝関節MRIの撮像と読影のエッセンスをお伝えしたい。

16:30~17:15 領域別・達人に学ぶ撮像と読影のポイント
(6)足関節のMRI、撮影方法と診断のポイント

小橋由紋子(藤沢湘南台病院) 
足関節・足部MRIは足専門の整形外科医がいる施設では肩関節以上に撮影し、そうでない施設では手関節より撮影されない。足関節・足部は歩行や運動に必要な3種類の足アーチ、下腿からの外来筋、足部固有筋がそれぞれ存在し複雑に走行するため、撮影を難しくしている。見慣れない足関節・足部の撮影と診断のポイントについて解説する。

17:15~17:20 閉会の挨拶

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