大会・講座・講演会

MR実践・先端講座

主な受講対象者:MR従事者

磁気共鳴医学では高度な技術が目白押しの状況です。MRI従事者はこれらを臨床に順次導入し、撮像を円滑に遂行するための知識,技術,経験が求められています。「MR先端・実践講座」では時宜にあったテーマを設定し、物理的基礎から撮像技術、プロトコル、診断法などの講義が行われますが、その分野のエキスパートが担当し、即実践できるような内容を目指しています。

第16回MR実践講座「神経放射線診断Update“Knowledge is power”」開催のお知らせ

近年のMRI技術の進歩は目を見張るものがあり,神経放射線領域の診断を確実に高みへと押し上げています.また,病態生理の解明により,従来の疾患概念の変化や新たな疾患概念の提唱が数多く行われています.今回の実践セミナーでは,神経放射線領域の各分野において,最先端の疾患の知識をもとに,最先端の診断能力を各講師の先生方に披露してもらいます.講師の先生方は,神経放射線領域の至宝ともいえるベテランと,すでに有名すぎる若手陣にお願いしました.ランチョンセミナーは,日本のプリンチェプスと言える德丸阿耶先生に,ちょっと砕けて「女の一生」というタイトルでお話をいただきます.企画した私自身がいちばん聞きたい話ばかりであり,参加者も楽しんで頂けると思います.一日楽しんで勉強してください.

主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会
日 時:平成24年12月8日(土) 9:55~16:40
場 所:ベルサール九段[〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-10 TEL: 03-3288-2441、東西線、半蔵門線・新宿線「九段下駅」下車、徒歩3分]


 

《プログラム》
9:55~10:00       開会の挨拶
大場  洋(教育委員会・帝京大学)
 
10:00~10:40       胎児MRI 
丹羽  徹(東海大学)
胎児MRIはその特殊性から、撮像や画像診断に苦慮することが少なくない。本講では、胎児の脳MRIの診断に必要な項目として、適応、撮像法、正常発達、胎児期に起こり得る主な疾患に関して、症例を提示し解説する。

10:40~11:20       脳腫瘍
松島理士(東京慈恵会医科大学)
脳腫瘍は同じ組織型であっても多彩な画像所見を呈しうるため、画像診断が難しい領域であるが、なるべく診断に結びつくような画像所見の知識を持ち、多彩な画像所見の中からこの所見を探すことは画像診断医の腕の見せ所の一つでもある。本講ではこのような、知っていると診断に有用と思われる画像所見を中心に解説し、この応用法についても合わせて概説する。

11:20~12:00       トルコ鞍、傍鞍部領域のMRI 
佐藤典子(国立精神・神経医療研究センター病院)
トルコ鞍、傍鞍部領域は、生体の恒常性の維持に重要な内分泌機能を担っている上に、複雑な構造を有しており、様々な病態が見受けられる。今回は下垂体で最も多い腫瘍、腺腫とそのvariation、炎症や先天異常などを中心に提示する。

12:00~12:10       休憩

12:10~12:50       ランチョンセミナー:エーザイ㈱
             「女の一生」女性特有の中枢神経疾患-画像診断の役立て方
德丸阿耶(東京都健康長寿医療センター)
妊娠分娩時、SLEなど自己免疫疾患の一部など、女性に高率に生じる中枢神経病変がある。思春期の問題と密接に関わる拒食症も中枢神経疾患合併があり、患者の社会生活を把握したうえでの診断が必要になる。女性特有の病変を、人生の過程に沿って概説する。

12:50~13:00       休憩

13:00~13:40       神経変性疾患の画像診断~最近の知見も含めて~
櫻井圭太(東京都健康長寿医療センター)
神経変性疾患において,近年,病理学的,分子生物学的研究が盛んであり,疾患概念の変化,新たな病態の提唱など,その知見の発展はめざましい.当講演では,従来の疾患に加え,TDP-43,FUS proteinopathyなど最近の知見に関しても実際の症例を供覧し,解説する.

13:40~14:20       脱髄・中毒
鹿戸将史
(山形大学)
脱随性疾患や薬剤性、中毒性疾患は比較的特徴的画像所見を示すことが多く、画像所見から病因や原因薬剤・物質を特定できることもある。どの施設でも遭遇し得る疾患であり、放射線科医として画像所見の特徴を把握しておくことが望まれる。
 
14:20~15:00       中枢神経感染症
豊田圭子
(帝京大学)
中枢神経系の感染症は意識障害を主訴とし体動がみられることが多い.また造影法についてはちょっとした工夫が有用となる.これらの撮像上のTIPSを述べるとともに,頻度の高い感染症や画像所見が特徴的な感染症疾患を呈示し解説する.

15:00~15:15       休憩

15:15~15:55       小児から成人までの脳炎・脳症
前田正幸
(三重大学)
小児から成人までを対象にした脳炎・脳症のなかで、遅発性拡散能低下を呈する急性脳症(AESD)、可逆性脳梁膨大部病変を有する軽症脳炎・脳症(MERS)、抗NMDA受容体抗体脳炎など近年提唱された症候群を中心に概説する。
 
15:55~16::35      全身性疾患の中枢神経病変
一色彩子
(日本医科大学武蔵小杉病院)
全身に目を向けて、「その他の所見」とあわせて解釈することで病態把握が容易となるような中枢神経疾患に関し、症例を中心に解説する。

16:35~16:40       閉会の挨拶
藤本 肇(教育委員会・沼津市立病院)
 
*講演時間を一部変更いたしました。

 


 

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