大会・講座・講演会

第11回実践講座開催のお知らせ

 拡散強調像,3D撮像,functional MRI,MR tractography,isotropic voxel imaging,細胞外液性造影剤,組織特異性造影剤,3T装置,CADなど,現場でMRIをやりくりしつつ,より高次元のMRIを体現するにあたり,頭 が痛いものの決して無視できない高度な技術が目白押しの今日である.MRI従事者は,スループットを考慮しつつ,これらを臨床に順次導入する責務がある. 特に,放射線科医は以前のように,「私は腹部専門です」とか「私は首から上しかわかりません」といった態度が許されにくい状況も生まれ,全身の画像診断力 が求められつつある.また,MRI検査技師は先進技術を取り入れたルーチンおよび精査撮像を円滑に遂行するための知識,技術,経験が求められ,MRIのみ を専門とする検査技師も増えている.頭痛の種は,これらのノウハウが,頭部,頭頸部,胸部,循環器,腹部,骨盤,骨軟部などの領域で全く異なることもまま あることであり,領域別に技術,知識を習得する必要があることである.さらに,病院経営を鑑みた折,ただでさえ「撮像時間が長い」「検査待ちが長い」と揶揄されがちなMRIを用いて,効率よく検査をこなすことも求められており,最小限のルームタイムで,最大限の診断情報を引き出すためのテクニック,プロト コルに関するノウハウの提供が求められている.今回の実践講座は,「-So, what should we do?- 明日から実践するためのMR実践講座」と題して,領域別の新しい撮像技術,プロトコル,診断学レビュー,将来展望に重点をおいたhow-to workshop的な講演をお願いした.受講者の皆さんが,この実践講座から学んだ知識を,それぞれの施設に適応させつつ,即実践できるような内容になる ことを願ってやまない.

主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会
世話人:兼松雅之(岐阜大学医学部付属病院 高次画像診断センター)
日 時:平成19年12月8日(土) 10:00から17:00
会 場:アクトシティ浜松コングレスセンター4F  41会議室

プログラム

10:00 ~ 10:45  頭部MRI:撮像プロトコルおよび3T MRIの最新知見
三木 幸雄(京都大学大学院放射線医学講座)
脳構造は複雑で脳疾患は多岐にわたるため,撮像方法を工夫する必要があるが,患者ごとに撮像シーケンスや断面方向をじっくり検討するのは必ずしも現実的ではない.疾患別の撮像プロトコルを作成しておくと便利である.3T MRIの最新トピックについても紹介する.
10:45 ~ 11:30 高磁場MRI時代における頭頸部領域の画像診断
加藤 博基(岐阜大学大学院腫瘍制御学講座)
頭頸部領域の解剖は複雑で,多彩な疾患が発生するため,部位や疾患ごとの撮像法が異なり,画像診断も難しい.本講演では,頭頸部領域における当院での部位別プロトコルや特徴的な画像所見を呈する疾患を供覧し,拡散強調像や3T-MRIの使用経験を報告する.
11:30 ~ 12:15 胸部MR検査におけるMinimum Requirement
大野 良治(神戸大学大学院内科系講座)

昨今のMDCTの普及や高精細なMPR imageの臨床応用とMR装置および撮像法の進歩により臨床現場における胸部MRIの適応疾患および検査目的は変質しつつある.本項においては胸部領域におけるMR検査の目的及びこれだけは撮像しておかねばならないminimum requirementとしての撮像法および撮像における注意点などに関して,最新の知見を踏まえて述べる.

12:15 ~ 12:25 休憩
12:25 ~ 13:25 ランチョン講義 (共催 エーザイ(株))

(共催 バイエル薬品(株))

Current Roles and Future Prospects for Contrast-enhanced Liver MR Imaging

Myeong-Jin Kim(ヨンセイ大学)
13:25 ~ 13:35 休憩
13:35 ~ 14:20 明日から実践するための心臓MRI標準化プロトコール
佐久間 肇(三重大学中央放射線部)
心臓MRIは心機能・虚血・梗塞の最も正確な診断法であるが,目的に応じて撮影法を組み合わせて実施する必要があり,検査が複雑になりやすい.本講座ではSCMRの標準化ガイドラインに準拠し,心臓MRIをルーチン実施する上で重要なポイントを解説する.
14:20 ~ 15:05 肝臓MRI:技術的背景,検査プロトコール,新技術
原留 弘樹(杏林大学放射線医学教室)
腹部領域MR検査を支える主な技術として1. 高速撮像法,2. Parallel imaging,3. 肝特異性造影剤、4. 拡散強調画像が挙げられる.本講演ではこれらの基礎的な解説を行い,緊急/ルチーン/精査におけるプロトコルの組み立て方を代表的な疾患をもとに呈示し,新技術についても合わせて紹介したい.
15:05 ~ 15:15 休憩
15:15 ~ 16:00 女性骨盤のMR:撮像法と臨床応用
増井 孝之(聖隷浜松病院放射線科)

骨盤部領域,特に女性骨盤について,基本的な撮像法とその選択,胎児の撮像法,今後主流となっていく可能性のある3D法,付加的に情報を加える動態機能画像について,概説する.

16:00 ~ 16:45 ルーチン関節MRIの進め方
新津  守(首都大学東京放射線学科)
関節MRIはコイルの選択から体位肢位,機種ごとのアプリケーション,断層面の設定,使用シーケンスなど,多種多様である.また症例数が少ない割に解剖も複雑である.医師、技師ともに「労多くして実り少ない」ジャンルではなかろうか?本講演では最低限のルーチンから「こだわりのシーケンス」までを提案する.

16:45 ~ 17:30 Arterial Spin Labelingの基礎と応用
鈴木由里子
非造影灌流画像撮像法であるArterial Spin Labelingは、3.0Tの登場により,問題であったSNRの低さが改善され,臨床応用が期待されている.本講演ではこれまで研究が進められてきたPULSAR/QUASARについて紹介する.  

非造影MRA:各種撮像法および最新トピック
青木 郁男(東芝メディカルシステムズ)
非造影MRAの新しい応用として躯幹部での非造影MRAを紹介する.シングルショットFSE法を応用したFBI法およびラベリングを利用したTime-SLIP法の撮影方法と躯幹部への臨床応用について解説する.

【申し込み要領】

1. 受講料(テキスト代金を含む)

本会正会員     10,000円

本会学生会員     5,000円(申込時に学生証コピーを添付してください。)

上記以外      20,000円

ランチョン講義を行います。昼食は会場で準備させていただきます。


2. 申込方法

ご希望の方は,本誌に綴じ込みの受講申込書(またはこちら)に必要事項をご記入の上,FAX(03-3443-8733)で事務局へお送りください.ただし,1名につき1枚でお願いいたします.


3. 定員および申込締切日

   定   員:240名

申込締切日:11月12日(月),ただし,定員に達し次第締切らせていただきます.


4. 送金方法

   申込書送付と同時に,下記銀行口座に受講料をお振込ください.なお、振込手数料は受講者負担とさせていただきます.

     銀行口座:みずほ銀行本郷支店

 普通 1677384 

口座名義:日本磁気共鳴医学会教育委員会代表犬伏俊郎

   なお,受講料のお振込を確認できない場合は,申込を取消されたものとさせていただきます.また,11月13日以降での受講取消の場合は,受講料の返金をいたしかねますので,あらかじめご了承ください.


5. テキスト

11月下旬,受講申込者にテキスト(会誌27巻4号),受講票,案内図などをお届けします.


6. 事務局

本講座についてのお問い合わせは、下記にお願いいたします。

〒141-0022 東京都品川区東五反田5-24-9 五反田パークサイドビル4F

日本磁気共鳴医学会事務局(平日 9:30~17:30)

TEL:03-3443-8622? FAX:03-3443-8733
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