大会・講座・講演会

MR実践・先端講座

主な受講対象者:MR従事者

磁気共鳴医学では高度な技術が目白押しの状況です。MRI従事者はこれらを臨床に順次導入し、撮像を円滑に遂行するための知識,技術,経験が求められています。「MR先端・実践講座」では時宜にあったテーマを設定し、物理的基礎から撮像技術、プロトコル、診断法などの講義が行われますが、その分野のエキスパートが担当し、即実践できるような内容を目指しています。

第17回MR実践講座「循環器MRI画像診断」開催のお知らせ

近年のMRI技術の進歩は目を見張るものがあり,循環器画像診断における役割も増加しています.ただし、MDCTを用いた心臓CT検査に若干押され気味という現状もあります.今回の実践セミナーでは,循環器領域の各分野において,最先端の疾患の知識をもとに,MRI撮像技術の工夫や循環器画像診断能力を各講師の先生方に披露してもらいます.講師は,循環器画像診断の最前線でやっておられる先生方にお願いしました.ランチョンセミナーは,日本というより世界の循環器MRIのリーダーである佐久間先生に「急性心筋梗塞・心筋炎・タコツボ型心筋症の造影MRI診断」というタイトルでお話をいただきます.企画した私自身がいちばん聞きたい話ばかりであり,参加者も楽しんで頂けると思います.一日楽しんで勉強してください.

主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会
日 時:平成25年12月14日(土) 9:55~16:40
場 所:
メルパルク京都 [〒600-8216 京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676-13,TEL:075-352-7444,JR京都駅すぐ]

 

申込要領・受講申込書はこちら


 

《プログラム》
9:55~10:00 開会の挨拶   
藤本 肇(教育委員会・沼津市立病院)

10:00~10:40 心臓MRI撮像のポイント:基礎と困難例の対処について
杉森博行
(北海道大学病院)
心臓MRI検査では不整脈の発生など被験者要因での撮像パラメータの変更が必要となる場合がある。撮像方法に関しても他部位での検査とは異なるため留意しておくべき点がある。本講演では、検査における基本的撮像技術と撮像困難例に対する対処法について解説する。

10:40~11:20 大血管・下肢血管非造影MRA撮像のポイント
中西光広(札幌医科大学付属病院)
非造影MRAシーケンスの発展により大血管・下肢血管MRAは非造影撮像が主流になりつつある。大血管・下肢血管撮像には様々な方法が報告されているが、本講では、高速SEを用いた方法とASLを応用した方法 を中心に撮像時のポイントを解説する。

11:20~12:00 乳幼児心臓MRI-川崎病Coronary MRA-
武村  濃(フィリップスエレクトロニクスジャパン) 
MIRは撮像シーケンス等の進歩にて乳幼児心臓検査に取り入られておりベネフィットとして「無被ばくによる心臓MR評価、または無造影で非侵襲的に冠動脈評価を可能とする」点があげられます。今回、私が長年研究をしました川崎病MRIを中心に講演させていただきます。

12:00~12:10 休憩

12:10~12:50 ランチョンセミナー:エーザイ㈱
急性心筋梗塞・心筋炎・タコツボ型心筋症の造影MRI診断
佐久間肇
(三重大学大学院医学系研究科)
急性心筋梗塞や心筋炎、タコツボ型心筋症ではT2強調画像、早期造影MRI、遅延造影MRIを含む造影CMR検査が行われる。本講演ではこうした急性期心筋疾患の造影CMR検査プロトコールと読影のポイント、予後評価における役割について解説する。

12:50~13:00 休憩

13:00~13:40 虚血性心疾患のMRI 
北川覚也(三重大学医学部附属病院)
MRIを用いると心機能、心筋虚血、心筋梗塞、冠動脈狭窄を一度の検査で総合的に評価できる。当講演では、虚血性心疾患を対象とした撮影プロトコールとその有用性、読影ポイントについて症例を提示しつつ解説する。

13:40~14:20 非虚血性心筋症における遅延造影MRIの有用性
寺岡邦彦
(東京医科大学八王子医療センター)
遅延造影MRI法は、非虚血性心筋症では、その造影の有無や分布のパターン、あるいはその広がりが、各疾患の診断や予後評価に有用であることが明らかとなった。本公演では、実臨床における本法の使用の実際について述べる。

14:20~15:00 心サルコイドーシスのMRI  
渡邉絵里
(東京女子医科大学附属青山病院) 
心サルコイドーシス(心サ)は日本人に多く、心不全、房室ブロックなどの患者に、基礎疾患として隠れていることがある。心臓MRI所見を端緒に心サと診断される例も少なからずあり、本講では症例を呈示しながら、心サの特徴的なMRI所見につき概説する。

15:00~15:15 休憩

15:15~15:55 先天性心疾患のMRI   
神崎  歩(国立循環器病研究センター) 
先天性心疾患では、治療の精度を高めるために正確な形態診断と血行動態の評価は重要である。近年の手術成績の向上により、対象となる症例は増加し年齢層も広がっており、MRIへの期待は高い。今回は、先天性心疾患の領域で、MRIがどのように用いられ得るのか概説する。

15:55~16:35 心臓腫瘍のMRI診断 
松永尚文(山口大学大学院医学系研究科)
稀な心臓腫瘍の中でも、日常診療で遭遇することのある左房粘液腫(左房血栓の鑑別)と、悪性リンパ腫(心内腔に腫瘤を作る型と壁浸潤型)のMRI像について、信号強度の違いや造影パターンの特徴像を中心に概説する。

16:35~16:40  閉会の挨拶   
藤本  肇(教育委員会・沼津市立病院)
 

 

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