大会・講座・講演会

MR実践・先端講座

主な受講対象者:MR従事者

磁気共鳴医学では高度な技術が目白押しの状況です。MRI従事者はこれらを臨床に順次導入し、撮像を円滑に遂行するための知識,技術,経験が求められています。「MR先端・実践講座」では時宜にあったテーマを設定し、物理的基礎から撮像技術、プロトコル、診断法などの講義が行われますが、その分野のエキスパートが担当し、即実践できるような内容を目指しています。


 

 

第19回MR実践講座「骨軟部領域MRI update」開催のお知らせ

骨軟部領域においてMRIは主要な検査法であり神経領域と同様, 日常的に多くの検査が行われています. 近年のMRI機器や撮像技術の進歩により, この領域においても新しい知見が導入されています. 今回の実践講座では1日を, 午前の「MRI技術と撮像のupdate」 と午後の「部位・疾患のupdate」の2つの柱に分け, 最前線でご活躍の先生方にお話いただきます. 午前は骨軟部領域における先端の技術とその臨床応用について, 午後は脊椎, 肩関節, 膝関節, 小児, 骨腫瘍の多岐にわたる内容について, 疾患の知識とともにMRI撮像の工夫などについて伝授をお願いしています. ランチョンセミナーでは軟骨下脆弱性骨折について, この領域の研究の第一人者である山本卓明先生にご講演いただきます. この講座から得た知識が臨床や研究に役立つような内容になるものと期待しています.


主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会
日 時:平成27年12月12日(土)
場 所:国立京都国際会館 アネックス1 [〒606-0001京都市左京区岩倉大鷺町422, TEL:075-705-1234, 京都市営地下鉄国際会館駅下車]
  

 申込要領・受講申込書はこちら

《プログラム》

9:55~10:00   開会の挨拶
橘川 薫(教育委員会・聖マリアンナ医科大学)
<MRI技術と撮像のupdate>
10:00~10:40  MRI を用いた骨格筋微小解剖の解析
岡本嘉一
(筑波大学)
拡散強調画像や拡散テンソル画像は人体ではマイクロメーターレベルの情報を反映しているといわれている。本講演では自験例をもとにMRIを用いた骨格筋細胞レベルでの形態およびその変化、あるいは内部構造を計測にて推定する方法を紹介していく。

10:40~11:20  骨軟部・骨関節領域におけるMRIの最先端技術と臨床応用
野崎太希
(聖路加国際病院)
骨軟部・骨関節の画像診断にMRIは欠かせないモダリティとなり、日常診療の大きな比率を占めている。ルーチンで用いる通常のシーケンスに追加することで、さらなる情報を提供できる近年のMRI技術および実際の臨床応用について概説する。

11:20~12:00  3T MRI    
青木隆敏(産業医科大学)
3T装置を用いた骨軟部領域のMRI検査は臨床現場に定着し、新たな撮像技術が次々に開発されている。骨軟部領域での3T MRIの高いSNRの活用法や注意点、短所を克服する新しい撮像技術とその臨床応用について述べる。

12:00~12:10  休憩

12:10~12:50 ランチョンセミナー:エーザイ㈱
軟骨下脆弱性骨折に関する最新の知見
山本卓明(九州大学)
軟骨下脆弱性骨折は、早期はレントゲンで異常を認めない。そのため、MRIが診断に必須であり、早期に診断できれば適切な治療を行え、骨頭変形防止につながる。本骨折に特徴的なMRI所見、骨壊死との鑑別点、MRI所見に基づいた予後予測、など最新の知見を概説する。

12:50~13:00  休憩

<部位・疾患のupdate>
13:00~13:40  脊椎のMRI
稲岡 努(東邦大学医療センター佐倉病院)
脊椎のMRIは日常診療において撮像する機会の多い領域である.変性や骨折,感染,転移など疾患も画像所見も多彩なうえ,思いがけないところに病変があることもある.本講演では診断に有用な所見,ピットフォール,撮像時の注意点を含めて概説したい.

13:40~14:20  腱板断裂のMRI診断 
杉本英治(自治医科大学)
腱板の解剖とMRI像では最近の解剖学的知見とMRI像について紹介する。全層断裂では手術決定と術式決定に関与するMRI所見、部分断裂では部分断裂の中で手術適応となる断裂について解説する。最後に腱板断裂に伴う副次所見について解説する。

14:20~15:00  膝 
福庭栄治(島根県立中央病院)
膝関節疾患の診療において,MRIは「聴診器」代わりとなる欠くことのできないモダリティとなっている.本講演では代表的疾患を取り上げ,診断に必要な撮像シーケンスや撮像法のポイント,読影上の注意点について概説する.

15:00~15:15  休憩

15:15~15:55    小児 
小山雅司(岡崎市民病院)
未熟と成長が特徴の小児にとって被曝を伴わないMRIは望ましい検査である反面,撮像や診断について成人とは異なる注意点も多い.本講では小児の骨軟部領域におけるMRIの有用性や成長に応じた所見の変化,想定すべき病態について,症例を提示して解説する.

15:55~16:35  骨軟部腫瘍(術前計画に必要な撮像に関する知識)
常陸 真
(東北大学)
骨軟部腫瘍の術前計画において、腫瘍の質的診断の他に、切除縁の決定が重要である。良性腫瘍と
悪性腫瘍では切除範囲が異なっており、悪性腫瘍の場合は腫瘍周囲の反応層や腫瘍に抵抗性のあるバリアと呼ばれる構造を評価し、切除縁を決定する必要がある。

16:35~16:40   閉会の挨拶
 

 

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