大会・講座・講演会

第6回MR実践講座

「新しい撮像法と組織特異性造影剤」

開催のお知らせ

 今回のMR実践講座で取り上げているテーマは,新しい撮像法および新しい造影剤の中から,既に臨床応用が可能となっているもの,あるいは近々応用が可能となる予定のものです.撮像法としては強力な定常状態を実現するtrue FISP法とMR撮像法のさらなる高速化を目指すparallel imaging,非侵襲的に水分子の動きをとらえる拡散強調画像法(テンソルイメージング)の三つを取り上げました.また造影剤としては肝のクッパ・細胞をはじめとする細網内皮系をターゲットとする超常磁性酸化鉄粒子(SPIO)製剤や肝細胞をターゲットするマンガン(Mn)製剤やガドリニウム(Gd)製剤,血液中に長く滞在する微小超常磁性酸化鉄粒子(USPIO)製剤やガドリニウム(Gd)製剤などの組織特異性製剤を取り上げました.

 それぞれの分野の第一線でご活躍の先生にそれぞれのテーマについて臨床的有用性と実践していく上での問題点,今後の展望など皆様の日常診察に役に立つ内容を講義に盛り込んでいただきます.また今回,この講義では初めての企画として,それぞれの撮像法あるいは造影剤を実際に臨床応用していく上で,知っておくと役に立つ重要なポイントについてのわかりやすいミニレクチャーを教育委員にお願いいたしました.日頃、MRI検査に没頭されている医療従事者の方々をはじめ新しいMR撮像法やMR造影剤に興味のある方々の積極的な参加とこの実践講座が有意義な機会となることを大いに期待しております.

 

主 催:日本磁気共鳴医学会教育委員会

日 時:平成14年12月14日(土)  9:30~16:45

会 場:新日鐵代々木研修センター[東京都渋谷区代々木3-59-9,TEL:03-3370-3141,小田急線参宮橋駅下車徒歩3分,JR代々木駅(西口)下車徒歩10分]

 

《プログラム》
-各講師の講演時間には,質疑応答時間を含みます.-

(9:30~11:45) True FISP法
True FISP法もParallel Imagingと同様に装置の高性能化によって臨床応用が急速に進められている重要な撮像法で,MR撮像の高速化かつ主と して血流の映像化に寄与している. 「基礎」ではTrue FISP法の原理と特徴についてこれまでのグラディエントエコー法との対比によるわかりやすい解説を行う.「臨床応用」ではTrueFISP法によって,応用範囲がさらに拡張した肺・心大血管領域への応用と,特殊な応用法として造影MR検査へのTrue FISP法の応用について概説する.

9:30~9:45 基  礎  巨瀬勝美(筑波大学物理工学系)

9:45~10:45 臨床応用:肺・心血管系への応用  似鳥俊明(杏林大学放射線科)

10:45~11:45 造影MRIへの応用  畑 雄一(東京慈恵会医科大学青戸病院)

11:45~12:45 休 憩

(12:45~14:00) Parallel Imaging
Parallel Imaging はMR撮像の高速化に寄与する重要な技法である.MR装置とコイルの性能の向上によって臨床応用が可能となりつつあり,また超高磁場MR装置の臨床応用にも欠かせない技法である.「基礎」ではParallel Imagingの原理並びに特徴,アーチファクトなどについてわかりやすい解説を行い,「臨床応用」ではParallel Imagingの特徴を生かした有用性と限界について多くの症例を提示しながら概説する.

12:45~13:00 基  礎  町田好男((株)東芝医用機器システム開発センタ-)

13:00~14:00 臨床応用  市川智章(山梨医科大学放射線科)

(14:00~15:15) 拡散強調画像法
拡散強調画像法は非侵襲的に体内の水分子の動きをとらえる撮像法で,急性期脳血管障害の診断に応されているが,最近では拡散情報による脳あるいは脊髄の神経線維の方向を示すテンソルイメージングの臨床応用が可能になりつつある. 「基礎」では拡散強調画像情報からテンソルイメージングを作成するプロセスをわかりやすく解説する.「臨床応用」では拡散強調画像法(テンソルイメージング)の脳及び脊髄領域への応用について多くの症例を提示しながら概説する. また胎動や磁化率アーチファクトの少ない新しい撮像法であるPROPELLAR法の拡散強調画像法への臨床応用についても触れる.

14:00~14:15 基  礎  本間一弘(産業技術総合研究所)

14:15~15:15 臨床応用  阿部 修(東京大学放射線科)

15:15~15:30 休 憩

(15:30~16:45) 組織特異性造影剤
現在我が国では,臨床では細胞外液分布造影剤と細網内皮系分布酸化鉄粒子剤の臨床応用が行われているが,近い将来肝・胆道系ガドリニウム製剤の応用が可能になる. 「基礎」では代表的な血液プール造影剤を含む組織特異性造影剤における薬理動態と造影機序をわかりやすく解説する.「臨床応用」では肝疾患を中心に組織特異性造影剤を用いた形態から機能MRI診断について,多くの症例を提示しながら概説する.また将来が大いに期待されているMRIによる分子映像法についても触れる.

15:30~15:45  基  礎  吉川宏起(東京大学医科学研究所)

15:45~16:45  臨床応用  谷本伸弘(慶應義塾大学放射線診断科)

《申込要領》

1.受講料 本会正会員  10,000円

     本会学生会員 5,000円

     上記以外の方 20,000円

2.申込方法

 希望者は,本誌に綴じ込みの受講申込書に必要事項ご記入の上,FAX(03-3443-8733) でお送りください.ただし,1名につき1枚でお願いいたします.

3.定員及び申込締切日

 定   員:100名

 申込締切日:11月25日 (月) ただし,定員に達した場合は締め切らせていただきます.

4.送金方法

 申込書送付と同時に,下記銀行口座に受講料をお振込ください.ただし,振込手数料は受講者負担とさせていただきます.
振込先  みずほ銀行本郷通支店 普通 1534222

 口座名義 MRI入門講座

 振込が遅れる場合には,必ず事務局にご連絡ください.お振込のない場合には,申込を取り消させていただく場合があります.

 また,11月26日 (火) 以降の受講取消の場合には,受講料の返金をいたしかねますので,あらかじめご了承ください.

5.テキスト

 12月上旬に,テキスト(会誌22巻4号),受講票,案内図等をお届けいたします.

6.事務局

本講座についてのお問い合わせは,下記にお願いいたします.
〒141-0022 東京都品川区東五反田 5-24-9 五反田パークサイドビル 4F
日本磁気共鳴医学会事務局(平日 9:30~17:30)
TEL: 03-3443-8622 FAX: 03-3443-8733

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