一般社団法人 日本磁気共鳴医学会

学会について

理事長挨拶

最終更新日: 2022年11月25日

 このたび日本磁気共鳴医学会第18代理事長に就任致しました、東京大学大学院医学系研究科放射線医学講座の阿部 修と申します。本学会は磁気共鳴画像(MRI)の黎明期に発足した核磁気共鳴(NMR)医学研究会が母体となって1986年(昭和61年)に設立されており、磁気共鳴医学とともに歩み、その発展に少なからぬ貢献をしてきた、歴史と伝統ある学会であります。学会誌であるMagnetic Resonance in Medical Sciences (MRMS)誌のインパクトファクターは年々右肩上がりで、2021年には2.760となり国際的にも高い評価を受けています。

私は大学院研究で動物実験用7テスラMRIを用いていたことから磁気共鳴医学研究に大きな興味を持ち、特にMRIを用いたヒト脳画像をサブスペシャリティとする放射線診断医として四半世紀以上診療・研究・教育に従事しており、1996年本学会入会以降自身の研究の第一の標的学会として少なからぬ発表をして参りました。その後3代前の徳島大学 原田理事長の際には庶務理事を担当し、先代東海大学 黒田理事長時には副理事長を拝命し学会の運営に携わらせて頂きました。優れた功績を残した歴代の理事長の後任として務まるかどうか甚だ自信はありませんが、本学会に対する愛着は人一倍あることだけは自信を持っております。

若手時代のように自身の研究を行い学会で発表する時間は少なくなって参りましたが、今後は本学会に所属する3,800名以上にのぼる臨床医・研究者・技師・企業人ら会員皆様の研究環境の構築、魅力的なキャリアデザインの提案、多様性の推進、若手教育、国際学会との連携のみならず、画像診断や保険診療における磁気共鳴医学の発展・普及、学会誌のさらなる充実などに尽力して参りたいと考えております。2年の任期となりますが、皆様の積極的な学会活動への参画や提案、忌憚の無いご意見、磁気共鳴医学研究に関する後進指導を介した会員数増加などにご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

一般社団法人 日本磁気共鳴医学会 理事長
阿部 修(東京大学大学院医学系研究科放射線医学講座)

歴代理事長・会長

第18代 阿部 修 2022(令和04)年9月~2024(令和06)年9月
第17代 黒田 輝 * 2020(令和02)年9月~2022(令和04)年9月
第16代 青木 茂樹 2018(平成30)年9月~2020(令和02)年9月
第15代 原田 雅史 2016(平成28)年9月~2018(平成30)年9月
第14代 巨瀬 勝美 2014(平成26)年9月~2016(平成28)年9月
第13代 新津 守 2012(平成24)年9月~2014(平成26)年9月
第12代 梅田 雅宏 2010(平成22)年7月~2012(平成24)年9月
第11代 荒木 力 2008(平成20)年4月~2010(平成22)年6月
第10代 犬伏 俊郎 2006(平成18)年4月~2008(平成20)年3月
第9代 杉村 和朗 2004(平成16)年4月~2006(平成18)年3月
第8代 渡部 徳子 2002(平成14)年4月~2004(平成16)年3月
第7代 宮坂 和男 2000(平成12)年4月~2002(平成14)年3月
第6代 高橋 睦正 1998(平成10)年4月~2000(平成12)年3月
第5代 亘    弘  1996(平成 8)年4月~1998(平成10)年3月
第4代 舘野 之男 1993(平成 5)年9月~1996(平成 8)年3月
第3代 高橋 睦正 1991(平成 3)年9月~1993(平成 5)年9月
第2代  佐久間貞行  1989(平成元)年9月~1991(平成 3)年9月
第1代  有水 昇 1981(昭和56)年7月~1989(平成元)年9月
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