大会・講座・講演会

第7回MR実践講座

「循環器MRI」

開催のお知らせ

 今回のMR実践講座では、循環器MRIをテーマに取り上げました。近年、ほとんどの装置で循環器領域のMRI撮影が可能となり、また臨床的な有用性も認め られ始めているものの、実際には一部の疾患や限られた施設で用いられるに過ぎず、循環器MRIはいまだ一般的とは言えない現状です。これまでMRIにはあ まり親しみがなかった循環器系の医師が学会などを通じてMRIの有用性を知って検査を依頼しても、実際の撮影法を指示できるまでの知識はなく、一方、循環 器以外の領域では数多くのMRI検査を行っている放射線科医や診療放射線技師でも、循環器医の要求を細部に至るまで推測できないため十分には期待に答えら れず、互いに満足できる結果にはなっていないことも多いようです。
 本講座では、MRIを日常的に使用しているものの循環器領域の撮影経験が浅い方々や、これから循環器MRIを始めようと考えている方々をはじめ、循環器 MRIに興味を持つ医療従事者や研究者、技術者などを対象として、第一線でご活躍中の先生方に循環器MRIの実際を解説していただきます。入門的かつ実践 的な講義を通じて、心臓・血管領域における様々なMR撮像法やその意義、あるいは撮影時における注意点など、実際にMR撮像を行う際のポイントを把握し、 また循環器MRIの全般的な現状を理解できる有意義な機会になると思います。循環器MRIに興味をもつ方々の積極的な参加を期待しています。

 

主 催:
日本磁気共鳴医学会教育委員会
日 時:
平成15年12月13日(土)
場 所:
京都リサーチパーク[京都市下京区中堂寺南町134,TEL:075-322-7800,JR山陰線(通称:嵯峨野線)丹波口駅から徒歩で約5分]


《プログラム》

9:30~10:10 
循環器MRIの特徴:心拍同期と高速撮影     松田 哲也(京都大学大学院情報学研究科)          
  循環器領域のMRI撮影を行う際に、最も特異な点は心電図同期法を用いることであろう。循環器MRIの特徴であり、臨床的にも重要な心電図同期と心時相の関係を整理するとともに、一般的に用いられるようになった高速撮影法における心電図同期についても概説する。
10:10~11:00  心機能評価     山田直明(国立循環器病センター放射線科)
  MRI による心機能解析法の基本はシネMRIであり、定常状態法の普及により飛躍的にコントラストが向上し、平行撮像法と相まって撮像時間が著明に短縮した。タ ギング法は局所心筋の機能解析に他の手法では得られない情報を与える。データ処理の自動化が今後の大きな課題である。
11:00~11:50  心臓と冠血管のMR血流計測     佐久間 肇(三重大学放射線科) 
  フェー ズコントラスト法を利用して心大血管や冠動脈の血流を非侵襲的に計測できることは、MRIの大きな利点である。本講座では冠動脈を含めた心臓領域における MR血流計測の原理と特徴、検査の目的に応じた撮影法や撮影パラメータの選択、冠動脈血流や血流予備能計測の診断有用性と今後の展望について概説する。
11:50~12:10  質 疑
12:10~13:10  休憩
13:10~14:00  冠動脈MRA     渡邊祐司(倉敷中央病院放射線科)
  冠 動脈をMRで撮像するには様々な技術を駆使する必要がある。冠動脈MRAに必要な解剖と生理機能を説明した上で、様々な技術について詳述し、虚血性心疾患 と川崎病への臨床応用の現状をのべる。また、冠動脈のプラークの描出法(vessel wall imaging)についても解説する。
14:00~14:50  心筋血流、viability評価     高瀬凡平(防衛医大第一内科) 
  心臓MRIの進歩により虚血性心臓病診断における心臓MRIの臨床有用性が注目されている。特に心筋viability評価における有用性は非常に高いと報告されている。虚血性心臓病を中心に心臓MRI検査の実際を概説し、その臨床的有用性を述べる。
14:50~15:30  大血管のMRI, MRA     吉岡邦浩(岩手医科大学放射線科) 
  大 動脈瘤、大動脈解離に代表される大血管疾患はその診断、治療法の進歩とともに日常臨床で遭遇する機会が増えている。MRI, MRAは大血管疾患の診断、術前情報の取得および経過観察に有用であるが、これらを上手く使うことにより侵襲的な血管造影を省略することも可能であり、 Adamkiewicz動脈の評価など血管造影では得難い情報を得ることもできる。ここでは代表的な疾患をとり上げ、その病態に合ったMRAの実践的な使 用法を中心に解説する。
15:30~16:10  全身のMR angiography     廣橋伸治(奈良県立医科大学放射線科)
  閉塞性動脈硬化症(ASO)は全身疾患であり、全身の血管の状態をスクリーニングする必要が生ずる。本講演では、現在当院で施行している脳並びに心臓を除いた全身のMR angiography を中心に撮像方法から臨床成績について述べ、将来展望についても言及する。
16:10~16:30  質 疑


《申込要領》

1. 受講料(テキスト代金を含む)
本会正会員 10,000円
本会学生会員 5,000円(申込時に学生証コピーを添付してください。)
上記以外の方 20,000円

 

2. 申込方法
ご希望の方は,本誌に綴じ込みの受講申込書に必要事項をご記入の上,FAX(03-3443-8733)で事務局へお送り下さい。ただし、1名につき1枚でお願いいたします。

 

3. 定員および申込締切日
定   員:100名
申込締切日:11月21日(金)、ただし、定員に達し次第締切らせて頂きます。
  送金方法
申込書送付と同時に、下記銀行口座に受講料をお振込ください。なお、振込手数料は受講者負担とさせていただきます。
銀行口座:みずほ銀行本郷通支店
     普通 1534222
口座名義:MRI入門講座
お振込が遅れる場合には、必ず事務局にご連絡ください。お振込のない場合は、申込を取り消させていただく場合があります。
また、申込締切日(11月21日)以降での受講取消の場合は、受講料の返金をいたしかねます。

 

4. テキスト
11月下旬、受講申込者にテキスト(会誌23巻4号)、受講票、案内図などをお届けします。

 

5. 事務局
本講座についてのお問い合わせは、下記にお願いいたします。
 〒141-0022 東京都品川区東五反田5-24-9 五反田パークサイドビル4F
       日本磁気共鳴医学会事務局(平日 9:30~17:30)
      TEL:03-3443-8622 FAX:03-3443-8733
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